こんにちは!
「いつもいい笑顔、ずっといい素材」エルベランの柿田です。
今回は先日東京へ行ったときの事をお伝えしますね。
静岡で洋菓子店を営む同業の友人O氏と二人で東京のケーキ屋さん巡りをしてきました。
O氏はかつて高校時代、ラグビーのセレクションにかかったほどのいい体格、かたや私も卓球部であリながら、中学2年生の時に神戸のセンター街を歩いていて自衛隊の勧誘にあったと言うゴツさ。
ひとめで一般のお客さんでは無い事が分かる二人組にお店の方も、「うわっ!なんか来た~!」と思った事でしょう。
そんなスイ一ツ男子などと言うスマートな言葉と無縁なBIG-2が訪れたケーキ店の中に「パティスリービガロー」と言うお店がありました。
今回はこのビガローさんのお話です。
パティスリービガローさんは、東京世田谷区桜新町にあるフランス菓子屋さんでシェフご自身も修行時代数々のコンテストでご活躍された実力派のお店です。
私自身は二度目の訪問でしたが、前回購入したミルフイユの美味しさが忘れられず、今回期待を膨らませて再訪しました。
そしてやっぱり美味しかった~!
このブログを読んでいるあなたは、東京に行ったら是非召し上がって頂きたい!
ミゼラブルのバランス、ビスキュイの焼き加減、ム—スの口どけ、味の上品さ、どれをとっても一級品の出来ばえです。
そしてある事に気が付きました。
飾りがほとんど無い。
と言うか、通常ついていることの多いお店のロゴなどがプリントされたピックすらついていないケーキが多数です。
かと言ってショ一ケ一スがさみしいとか、ケーキがシンプルすぎるとは感じられず「きれいなケーキだなぁ」と思えるのです。
私はここで気付かされました。
「やっぱり丁寧ってすごい!」と。
ビガローさんのケーキはどれも丁寧に仕込まれ、丁寧に焼き上げられ、丁寧にカットされているのです。
お菓子の表情が素晴らしく、もうそこに佇んでいるだけで絵になっている。
だから余計にかざる必要がない。
でもここで言う「丁寧=ゆっくリ」ではありません。
私たちパティシエは、この世界に入った時にまず初めに先輩から教わる言葉があります。
「いいか、柿田、お菓子作リはな、早く・きれいに・正確にやぞ」 そう、「丁寧に作る」とは、早く・きれいに・正確に作る事であり、その基本の大切さをきちんと理解しお菓子を作れば、もうそれで美しい、そして美味しいものなのです。
丁寧であることの大切さ、基本を実践する事の大切さを再認識させて頂いた東京出張でした。
また行きたいなぁ!
【パティスリービガロー】
住所 :東京都世田谷区桜新町1-15-22
TEL:03-6804-4184
HP :https://patisseriebigarreaux.com/